東邦ガス7plantsラベンダー蒸留会を開催しました。
蒸留体験では、精油のお話やアロマテラピーについて、歴史やハーブウォーターの活用法、
水蒸気蒸留のお話や蒸留するラベンダーの産地や品種について、
皆様にご紹介しながら香り抽出の様子をご覧いただきました。
ラベンダーは、おかむらさき、濃い紫、ヒデコード、グロッソなどをご用意し、
まずはフレッシュラベンダーのそれぞれの香りの違いを感じていただきました。
万能精油といわれるラベンダー精油の特徴や
水蒸気蒸留のお話もさせていただきました。
精油の一般的な抽出法は水蒸気蒸留法で、メソポタミア文明までさかのぼります。
水蒸気蒸留法は、水蒸気を使って植物の芳香成分を抽出する方法です。
現代につながる蒸留法は、8 ~ 9 世紀のイスラム世界で、錬金術の技術とともに発達しました。
10 ~ 11 世紀中世イスラムの哲学者で医学者のイブンシーナは、「医学典範(カノン)」を著し、
芳香蒸留水を治療に使用していました。
日本でも 13 世紀頃に薬油や酒類の蒸留をする「ランビキ(蘭引)」が開発されています。
蒸留法やハーブウォーターの魅力は、歴史的にも興味深いですが、
身近なハーブや植物の恵みを気軽に蒸留しご活用いただくことは
日々の生活を丁寧に暮らす新しい楽しみ方でもあります。
蒸留後はラベンダーウォーターを抽出し、ハーブウォーターの魅力をお伝えしながら、
オリジナルのコロンづくりをご紹介しました。
抽出後のラベンダーウォーターと精油でつくるオリジナルのコロンづくりは、
調香も体験いただきますので、皆様それぞれに個性豊かな素敵な香りができあがりました。
東邦ガス7plantsは、植物のある豊かな暮らしを提案しています。
素敵な会場で、皆様に蒸留のご紹介ができましたことは、とても嬉しいです。
これからも香りの魅力、蒸留の魅力を、
たくさんの方にご紹介していきたいと思っています。
ご参加いただいた皆様へ、ありがとうございました。